小説書いた! 浦島二郎物語|LINE小説

LINEノベルってどんな感じ?

LINEノベルどんな感じ

先日、LINEノベルの「令和小説大賞」に応募しました。

みなみのひげです。

LINEノベルを始めて3ヶ月。
今のところで3作品(50本ちょっと)投稿して、いくらか勝手が見えてきました。

LINEノベル

LINEノベルのトップページ(実際はアプリをDLして使う)

今回は小説投稿に「LINEノベル」を使おうか検討している人向けに、サービスがどんな雰囲気なのかレポートしまーす。

読み手向けじゃなくて、書き手向けの解説レポートです。

メジャー書籍をチケットで無料で読みつつ、投稿も楽しめる

まずザックリとLINEノベルの特長をあげるとするならば、「メジャー作品」があること。

レーベルといってふつうに作家さんの書籍が有料で置いてあります。

例えば…

  • 熱帯|森見登美彦
  • 蹴りたい背中|綿矢りさ
  • 野ブタ。をプロデュース|白岩玄作
  • こちら、詩人の脳みそです|最果タヒ

基本はポイント(コイン)を買って読むのですが、無料作品をたくさん読んでいると、利用時間に応じてインセンティブなる「チケット」がもらえます。これを使うと1日3話はメジャー作品も無料で読めますどの話でも無料になるから読み切れるのが嬉しい。

ユーザー行動は大きく2つ

  • 小説を読んで楽しむ
  • 小説を投稿して楽しむ

どちらかだけでも良いし、両方やっても良い。

作品投稿しつつ、他ユーザーさんの作品を楽しみ、チケットでメジャー作品を読む。

こんな使い方をすればゼロ円でLINEノベルが楽しめます。
(使ってみたけど1日3話だとペースが遅いので、さすがに読みたいやつは買ったほうが早い。)

他の小説投稿サービスはレーベルやチケットのような取り組みはないので、そこが独自といえます。

コンクールのインパクトがすごい

あとすごいのが小説投稿コンクールのインパクト

私が先日、応募した令和小説大賞。

令和小説大賞

大賞賞金300万円+書籍化+映像化

ぎゃー!
褒美が、褒美がデカイ!

あと最近、応募開始した青春小説大賞。

青春小説大賞

新潮文庫から書籍化+10万円

出た書籍化!
令和大賞よりは小さいながらも、嬉しいご褒美。

始まったばかりだからか賞がすごい。
思わず「チャレンジしてみよう!」と応募してしまう、魅力的なコンクールがあります。ちなみにご褒美でいえばカクヨムもデカイ。

執筆環境(小説の投稿・編集画面)はけっこう良い

さてまず書き手の人が気になる執筆・編集画面について。

執筆環境のトピック

  • スマホでは書けない
  • 縦読みがない
  • 書きやすさはあり
    (予約投稿・章立ての編集管理・ルビ・文頭落ち・プレビューなど)
  • 表紙の設定ができる
    今のところ、LINEノベルだけ?

まず先にないものを。

スマホで書けません。あらー。PCでの編集(タブレットもいける)となります。あと縦読み画面がない。縦読みにこだわりたい人にはちょっと我慢が必要かなぁと思われます。

一方で書きにくいかといえば、むしろ書きやすいです。サクサク書けて、嬉しい編集画面。無料でここまでできるなら十分、頼もしい執筆環境と言えます。

管理画面を見てみましょう。

作品一覧

こんな感じで作品を管理できます。

作品設定

作品ごとに設定があります。特長といえば表紙が設定できること。これはいいですね。このウェブのリッチコンテンツ時代、やっぱり作品をわかりやすく視覚表現できるのはありがたい。

エピソード一覧

作品は「エピソード」という単位で管理します。
ブログなんかでいえば「記事投稿 = エピソード」って感じですね。

章立て

章とエピソードというページで、章立ての管理もできます。
マウスドラッグやスワイプで移動できるので便利です。

執筆画面

こちらが執筆画面。
ふつうに文字入力する以外にも以下のような機能が。

ツール

  • ルビを降る
    手打ちもできる
  • 文字の上に・をつけて強調
    手打ちもできる
  • 太文字
    手打ちもできる
  • カッコをルビカッコに一括変換
  • すべての文頭を一文字落とす
  • 管理画面の表示設定

プレビュー

ユーザー環境であるモバイルサイズでのプレビューもできます。

投稿設定

書いたエピソードは「保存」ボタンで下書き保存。リリースする場合は、「今すぐ公開」か「時間を指定して公開」ができます。

下書き共有

そうそう、下書きの共有機能もありました。
遠隔でレビューをもらったり、特定の読み手の方に先行で見せるときは、これが便利そうですね。

コメント

いただいたコメントも管理画面から返信できます。

執筆環境は以上のような感じです。結構、使いやすいです。

ところでせっかく私の管理画面のスクショを載せてやったのに、「閲覧数が少ない…」ってバカにしてる輩がいるようだな。はいみんな伏せて。先生、黙ってるから手をあげなさい。…山田、あとで職員室に来るように。

小説が読まれたい人のためのトピック

さてさて執筆環境の次は、書いた作品が読まれたい人的に、LINEノベルはどうなのかのトピックです。

メジャー作品とたたかう劇ハードモード!?

まず大いなる悲報

LINEノベルのサービス構成でいえば、投稿作家さんはメジャー作家さんと並んでビュー数を争い合う敗北必至な関係性になります。

LINEノベルのファーストビュー

っていうのも思いっきりレーベル作品が前面に出ているからです。
投稿作品はタブを切り替えないと見れない。

まぁサービス特性を考えれば当然といえば当然。小説じゃないけど、マンガボックスとかだってこの方式。

見にくる仕掛けもある

じゃあ絶望かといえばそうでもないし、むしろありがたい

無料チケットのインセンティブによって、投稿作品に目を通しにくる人がいる。

はい、無料で読みたい人が見に来ます。

読者の流れ

メジャー作品を読みにきた人(の一部)が無料チケットに惹かれて投稿作品を見に来る

図にするとこう。
なんて市場経済的…。

まぁでも無名作家がなんにもない状況で投稿してるよりは、読まれる可能性は高いですね。

逆にいえば投稿者さんは、このタイミングで読んでもらうように戦略(←大げさ)を立てる必要があります。
読まれるための戦略については後述。

ラノベと文芸に分かれている

lINEノベルはラノベと文芸が分かれています。

切り替え

設定で切り開けられるようになっています。
文芸を選べば文芸のレーベルと投稿作品が、ラノベを選べばラノベのレーベルと投稿作品が見られます。

ちなみに投稿作品の閲覧数を見ると、ラノベの方が大きいです。やはりウェブはラノベが強い。

ジャンルが曖昧な作品の場合、規模の大きいラノベで投稿するか、少ない文芸で投稿するかは、その人によって選びどころとなるかも。

私はなんも考えず文芸にした。ラノベをよう知らんのや。

読み手にはダウンロードのハードルが高い

LINEノベルの残念なところ。
アプリをダウンロードしないと作品を読めません。

(事情はわからないでもない。)

例えば私なんか『浦島二郎物語』が書けたあと、ツイッターでシェアしたんですけど、ウェブビューがないから読んでもらえない挙句には「ダウンロードってどうやるの?」って友人に聞かれたりもしたけど、それは俺の仕事じゃない。

ってなると、どうしてもLINEノベル内でビューを増やしていく必要が出てきます。

この辺、あきらかにカクヨムの方が便利。でもカクヨムはOGPの画像がいただけないんだよなー…

LINEノベルもウェブビューで読めるようにならないかしら。

ランキング上位が相当数、見てもらえる

読まれる上で意識したいのが「投稿画面のファーストビュー(最初の画面ってこと)」。

ファーストビュー

もっとも最初に作品が見られるのが「ランキング」となります。

総合ランキングの上位、数作はすぐに目につく場所に出てきます。ここにいられるとレーベル作品並みに人が見に来ると言えます。

ランキングの決まり方はよくわかりません。
たぶん、閲覧数、レビュー数、いいね数、コメント数などを勘案して計算されていると思われます。

次にピックアップかジャンルにのると見てもらいやすい

ピックアップ

次にランキングのすぐ下にある、こちらのピックアップに載ると目にする人が増えます。

ただしどう選ばれているのか仕組みはわからない。
逆にいえばある日突然、選ばれることもある。

ジャンル

あとはそこからスクロールしてすぐにジャンルごとのピックアップがあるので、そこに載ると目につきます。
ここは多分、ジャンルごとのランキングの上位が載るっぽい。

検索画面も見られるチャンス。更新頻度高いと吉

ここまで「ランキングとか選ばれるとかばっかりやん!」という感じでしたが、唯一、自分の工夫次第で見られる機会を増やせる場所があります。

検索

検索画面ですね。
ここのジャンルを下るとこんな感じになってます。

検索のジャンルを下った画面

はい、更新順になってます。
つまり更新性が高いと自然と読まれる仕組みになっております。

更新順

私の小説のように更新をしないとどんどん下の方に埋まっていく

ジャンル・タグで特定の嗜好の人とつながる

基本的にジャンルを下る人は、特定のジャンルを好むタイプの人。ジャンルのなかだと作家さんや作品に対して柔軟で目を通してくれやすいです。

同様に考え「タグ」も活用しましょう。

特定の嗜好とマッチできると、読みにきてくれる人が出てきます

当然、レビューもある

小説作品の「レビュー」も当然できます。

数多の作品がありますから、レビューを参考に作品を選ぶ人もいるでしょう。

レビューは星3つで評価+コメント
カクヨムといっしょかな?

レビューをもらえれば読まれるチャンスも増えていくことでしょう。

逆にレビューで良い評価がつけてあげれば、他の投稿作家さんも嬉しいという仕組みです。

投稿者同士で営業をし合うことも

となると、LINEノベル内で投稿作家さん同士で読み合ってレビューし合うっていうのが、閲覧数を増やすには効果的となってきます。

だから(これはどの小説投稿サービスでもそうだろうけど)営業がきます。コメントやいいね、レビューなどがいきなりつきます。フォロー機能もあるので突然、フォローされます。

営業というと頭ごなしに「嫌だな」と思ってしまう人もいるかもしれません。

待って!

違うのです。

同じ営業でも、

「この人、とても私のことを関心持ってくれるな〜♪」

って好印象な人もいれば、

「この人、たぶん数字だけが目的なんだろうな..」

って人もいます。

こればかっかりは人の合う合わないの話。
営業か素直な応援か、疑っても判別する術はありません。文字を書く以上、文字ですれ違うことだってある。これはみなさん、ご存知のことでしょう。

だから前者は営業だとしてもとても嬉しいものですし、もし後者で嫌なら相手にしなければいいのです。読まれたい人同士は「お互い様」で割り切ってレビューをやり合っても良い訳です。

ちなみに私の方針は適当です。

素直にコメント返したいときに返し、フォローしたいときにフォローし、レビューも営業はしない方針。本当に気に入ったら書いている。マイペース。

だから閲覧数は伸びないんだけど、これが一番、健康的で良いよ。

投稿コミュニティの雰囲気

コミュニティとして見たときの雰囲気についても書いておきましょう。

私がパッと使ってみて感じた雰囲気

  • 投稿作品数の規模感は(まだ)小さめ
  • ランキング競争はほのぼのしている気がする
  • 営業っぽいアプローチは今のところ皆、品が良い
  • 初小説の私でもコメントをくれる優しい人がいる
  • みんなマイペースにやってる雰囲気がある

ほのぼのしてる気がします。

私は文芸を選んでいるので、そちらの雰囲気が主ですが、コメントでもこう、あまりに鋭くて作者のハードをえぐるようなのはまったく見ないし、ムダにテクニカルなところを指摘してくるようなレビューも見ません。全体的に品が良い。

けっこう、他サービスから来てすでに仲の良いグループみたいなのがあるんですかね。

とりあえずコミュニティとして見たときには穏やかさを感じます。作品の数もまだまだ増えている途中だからなのかもしれません。

機能追加、サービス進化が頻回に起こる(はず)

ウェブ業界でデザイナーやっていた人間から言わせてもらうと、この手のサービスは立ち上げ時には本当に最低限の品質で作って、人を集めながらサービスを進化させていきます。

だから先行スタートの「小説家になろう」や「カクヨム」などと比べて、現時点で見劣りするトピックがあったとしても2、3年で追いつく可能性が高いです。

それまでにサービスクローズになってしまわないよう、書き手の人たちで盛り上げることが割と大事。サービスを作るのはユーザーでもあるのです。

メジャーの夢を抱きつつもほのぼの書ける

さてまとめます。

  • LINEノベルはメジャーレーベルがある
  • コンクールのインパクトがすごい!褒美がデカイ!
  • 執筆環境は書きやすい方である
  • 縦書き・スマホ執筆環境・ウェブビューがない(欲しい)
  • 読まれるために「更新頻度」のある作品を
  • レビューをし合えば閲覧数に繋がる
  • ピックアップ・ランキングを目指し閲覧数を増やす
  • コミュニティの雰囲気良さげ(ほのぼの)
  • 機能改善される(予想)。期待を

こんな感じでした。

LINEってサービスが、そもそもコミュニケーションサービスだからなんですかね。

なんとなく集まっている作家さんたちが優しい雰囲気にあふれています。(これはステキな偶然だと思う。)

LINEは日本トップのDAUを誇る(←一日で使われる頻度が日本トップってこと)ので、そこが企てるコンクールというと「メジャーの夢がでっかい」ですね。このギャップが良いと思います。

個人的には『ポケットに作家の大きな夢を入れる感覚』でLINEノベルを使いたいですね。

スマホ小説ツールとしてガッツリ進化して、スマホでも小説が書き易い環境が整ってくれると、LINEらしい小説サービスって立ち位置がはっきりしくるので、そうなって欲しいなぁと思います。

最後の最後で私の要望を押し付けて、記事は終わりたいと思います。

気になったかたはLINEノベル、試してみてくださいね〜。

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