小説書いた! 浦島二郎物語|LINE小説

ことわざでUXをザックリと向上させる

UX(ユーザーエクスペリエンス)」

すっかり有名な言葉になりましたが、やってますか?
やってないでしょーー?

正確にはみんな「やれてない」だと思います。

顧客や使い手の「体験」へアプローチするってどういうことか、なるべく短くまとめると、

体験とはユーザーを基軸にして、彼の「外」の環境から受けるフィードバックと、それを受けて発生する彼の思い(および、そこから生まれる判断)の相互の関係的な時系列発生であり、それをよりよくするために行われるユーザー理解の試みや、現象の体系整理がユーザー体験へのアプローチといえる。

つってまぁー小難しいんですね。
やれないよ!

手法的には定性的なリサーチ組んだり、カスタマージャーニーマップやったり、ペルソナ定義してロールプレイしてみたり、いろいろ用意はされてるんですけど、小さい会社なんかだと、知っててもようわからんし、勉強してるヒマも共有してるヒマもないしで、結局、一蹴されるところも多いと思います。(個人事業の私も似たような感じです。)

そんなとき、「ことわざ」、これですわ。
定型化された人間法則を心がけるだけでもUX向上には効果的。心がけなら簡単だし。

意味的には当たらずしも遠からずくらいなものですが、役に立つので、ちょっとメモがてらご紹介します。

UXをザックリと向上させるのに使える「日本のことわざ」

私がUXまわりを意識するときに、よく心がけている「ことわざ」です。

終わり良ければすべて良し

物事は最終の結末がもっとも大事であり、途中の過程は問題にならないということ。

引用:終わりよければすべてよし – 故事ことわざ辞典

途中経過で嫌な体験があっても、最後にハッピーだと全体評価は「ハッピー」と捉えてもらえます。

旅行とかわかりやすいですね。
途中、スタッフミスでチケットが手配されなかったり、事前情報とちがって観光地に入れなかったり、いろいろトラブルがあったとしても、最終日に最高のディナーを食べてると「いろいろあったけど、いい旅行だったなぁ」って会話しちゃうものです。

笑う門には福きたる

いつもにこやかに笑っている人の家には、自然に幸福がやって来るということ。

引用:笑う門には福来たる – 故事ことわざ辞典

「笑い」には、緊張を解いたり、不安感を和らげたり、関心を持続させたりする効果があります。

例えば、長い説明や、ミスしやすい手続き、センシティブな交渉時、イラつきやすい待ち時間などは、笑いによってユーザー体験がよくなるケースがあります。

どんなにお堅いサービスをやっていたとしても、たまにはおもむろに鼻毛抜いてみるとか、「笑い要素」をユーザー体験のなかに入れられないか、きちんと考えるといいです。

一寸先は闇

これから先のことはどうなるのか、まったく予測できないことのたとえ。

引用:一寸先は闇 – 故事ことわざ辞典

とくにUIまわり。1pxだって見えなきゃ闇です。

私たちデザイナーは情報を整理しはじめると、UIをスッキリ・スマートにするために「タブUI」とか、「エキスパンドUI」とかをすぐ使いたくなります。あとすぐ、ハンバーガーメニューにして、そこに色々突っ込みたくなります。

でも「表示されていない場所=知らない場所」、未知の領域って人間は無意識に避けるので使われません
ちゃんと何が起こるか事前説明するか、未知の不安より強いモチベーション(クリックしたら抽選で1万円当たる!)を提供することが肝要。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

その人(物)を憎むあまり、それに関わるすべてのものが憎くなることのたとえ。

引用:坊主憎けりゃ袈裟まで憎い – 故事ことわざ辞典

憎まれると、関連するものも全部、憎まれます。

炎上芸で売れた人が、大きな不利益をもたらした人、アンチの人をリカバーしようと、彼らの好みのサービスを運営しても、そもそも嫌いな人が作ったサービスなので使われません。

好かれたい人には絶対、嫌われるようなアプローチをしないし、嫌われている人には(ビジネス上は)そもそもサービスアプローチしないのが大事。

袖すり合うも多生の縁

知らない人とたまたま道で袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁であるということ。

引用:袖振り合うも多生の縁 – 故事ことわざ辞典

ちょっとお店をのぞいた人とか、ウェブサイトの小さなユーザー集団とか、そういう「ちょろっと」関係した人が、意外と後々の重要顧客だったりします。

さっきの嫌われてる人は諦めて、こういうグレーもグレーでライトグレーな人々を開拓する体験を考えるのが、UX向上には大切です。

百聞は一見にしかず

百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見たほうが確かだということ。

引用:百聞は一見にしかず – 故事ことわざ辞典

ぜんぶ言葉で説明するより、画像で見せた方が100倍はやいので、手間だけど、ビジュアライズできるならする。説明するものによっては、ビジュアルと言葉を混ぜるのが一番わかりやすいので、そうする。

これが大事です。

こんな文字だらけのブログで何言ってんだろ。

味を占める

一度味わったうまみや面白みを忘れられず、もう一度同じことを期待すること。

引用:味を占める – 故事ことわざ辞典

成功体験は人間にとっての甘い蜜
どんなに小さな事でも成功体験を味わうと、それにむかってなんども行動をするのが人間です。

サービスを利用してほしい場合は、その工程のなかに大小違わず成功体験をきちんとおりまぜられるかが、鍵となってきます。

千里の道も一歩から

どんなに大きな事業でも、まず手近なところから着実に努力を重ねていけば成功するという教え。

引用:千里の道も一歩から – 故事ことわざ辞典

逆にいえば一歩目がなければサービスもないわけなので、どんなサービスでも、慎重に、丁寧に、ユーザーが一歩目を踏み出したくなる体験をデザインする必要があります。

付け加えるなら、エントリーポイント(サービスの入り口)での体験の大事さ。
キャンペーンをド派手にうっても、ダウンロードしたらクソアプリでは、キャンペーン後に即削除されます。初見は作り込んだサマを見せつけてやりましょう。

UXは難しくないことから始める

以上、350円のワイン片手に伊江島のケックンつまんで書いた記事でした。

うすしお味がおいしいよ。

参考にしなくていいよ!!!

UX、名前がかっこいいからやりたくなるんだけど、よくわからないからやれないってケースが多いんですが、それは逆です。よくわかんなくていいし、格好よくなくていいから、とりあえず簡単でユーザーに役立ちそうなことから始めるのがUXの正解。

ことわざの心がけでも、そこからユーザー体験が向上したらいいじゃないですか。
そしたら詳細にアプローチしたくなって、いつの間にか専門的にリサーチかけたり、予算割いてコンサル入れてカスタマージャーニーマップ書いてることだってあるはずですからね。

千里の道も一歩からですな。

ことわざの出典:故事ことわざ辞典

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